初夏、ふたり展 page.4

安土さんのランプシェードの灯りに良く似た灯り。
山小屋のランタンの明かり、
キャンドルの小さな炎、
山の夜の焚き火の揺らぐ火。
いつの間にか固くなっていた心の部分がこじ空けるわけでも無く、
気づくと、ふわりとほどけて夜の闇に溶けていく灯りの不思議な力。
光りが安土さんの吹き硝子を通って、柔らかくあたりを照らす。