初夏、ふたり展 page.3


春と秋、年に2回のブオリの企画展。
毎回、作家さんの届けてくれた作品に季節の花を添えるのが密かな楽しみです。

鎌倉の山では空木の花が溢れ落ちそうなほど咲いています。
とりわけこの季節は新緑瑞々しい緑に白い花をつける草木が多い頃。

竹本さんらしい灰釉の淡い翡翠色や、薪窯で焼成された、小さくも力強い存在感の花器。

安土さんの小さな野の花を優しく受け止めてくれる一輪挿し、
水が光りを通して美しく揺らぐ様々な形の花器。


おふたりの器たちの中で季節の花たちは一層表情豊かになります。



そして、花器ではないけれど、花もとても似合う、
安土さんのアンティークのような雰囲気のワインングラスやコンポート皿、
竹本さんの優しい表情の片口や大きな鉢皿。
朝、季節の花と、おふたりの器と向きあって、花を入れていくひとときはとても心地よい時間です